第22章 アリス学園の過去と初校長
「杏樹!!何してる!!お前…」
「何って…疲れたから馬車を調達しただけ…」
ナルはそこら辺に居た人を使って馬車を調達していた…
「ギャー!!何してくれとんのじゃお前!!!本部のお偉いさんまで居る!!やめなさい!!」
…初等部B組…12歳…
此処から溯って2年前…右も左も分からないまま学園のいいなりに僕は「任務」を始めた…
…人の心なんて意味のない事だった…
煩わしい物…
…でも、一人だけは違った…
「杏樹…」
「…」
「この…クソガキがー!!」
「えぇ――――――!!」
急に行平先生がナルを殴り飛ばして試合のコングが鳴った←
…
…
…
「クソガキはおのれじゃーーーーーー行平!!」
神野先生は怒鳴っている…
「…初等部校長に「自分がこの子をキチンと管理するからと豪語して彼の”任務”軽減を要求したのはお前だろうがっ!!何だ貴様…このザマは!!」」
神野先生が今までに来た被害届を出している…
「「とりあえず同級生の岬君をおちょくりました~」はどうでもよくね?」
神野は聞いた瞬間また怒鳴った…
…
…
「…お前らのイメージ通りに行動してやっただけだろ…」
「杏樹…」
「…おしつけられた任務こなしたらこなしたで…どーせ汚い目で見られるんなら…期待通りにせーぜー汚いマネしつくした方がまだ奴らの目にもハラも立たないし…お前らの勝手に振り回されるのはうんざりなんだよ…バッカじゃねーの糞教師…死ねよ…」
「杏樹っ!!死ねは言いすぎだろっ!!」
…
…鳴海君もすっかりグレちゃって…
…無理ないわ‥行平先生忙しいもの…
…無効化だし…彼が唯一いう事を聞くのが行平先生だけ…
…確か中等部生に一人居たわよね鳴海君が言うこと聞く人…
…氷雪君ね~でも、あの子も忙しいでしょ…
…でも誰かが鳴海君を更生させないと…
…
…
…
「…あっ…!!!柚香!!」
行平先生は柚香さんの方を向く…
…
…
「杏樹の面倒見てやってくれないか?」