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運命を超えて

第20章 体育祭騒動


ゴールドはさっきセリーナ先生からウザい同僚としてゴールに向かった鳴海先生を連れて来た…
3人とも花火が上がり判定は可だった…
この中で可哀想なのはウザい同僚やら苦手な先生やら花火で打ち上げられた鳴海先生だろう…
シルバーは思い切り赤くなっていた…ユキが上を見るとこの世で一番好きな人と親友の2つの言葉がそれぞれの頭上に上がっていた…
「ユキとハルカ…私たちはずっと親友だからね…」
「ユキ…俺と一緒に居てくれるか…?」
「もちろん…」
ユキも赤くなりながら答えた…
「「おーーっと!!白組がペナルティー負けした中…紅組の氷雪総代表と月影副総代表!!全校生徒の前でカップル成立!!」」
…その後思いっきり盛りあがった…
棒倒しや普通のリレー…棒引き等が行われた…



そして、とうとう応援合戦の時間になった…
紅組の人たちはみんな学ランを着ていた…
蜜柑と棗とルカ…そしてルナが一緒にいる…
同じく学ランを着たユキは皆から離れ人気の少ない所でパソコンを開いて今までハルカに頼んでいた情報を入力した…
この間の予行練習の事件も裏で小泉ルナが真犯人だ…
今までのデータを打ち終ると…
「ユキちゃん…何やってるの?パソコンなんか出しちゃって~♪」
「(げっ鳴海先生…)調べものですよ~調べもの~♪」
「ならいいんだけどね…」
鳴海先生は蜜柑の方を向く…
ユキはある事に気が付いた…
「鳴海先生…その手…どうしたんですか!?」
ユキは鳴海先生の右手を指さす…
「これは…」
「ペルソナの腐食のアリスですよね…その痣…このままだと死にますよ?」
「…。」
「…はぁ、もうそろそろ応援合戦が始まるので…戻ります…その手、凍らせて腐食の進行押さえますか?」
ユキは珍しく冷やかに言った…
「いいや…蜜柑ちゃんに見つかるし…」
「冗談ですよ…では、また~」
ニコッと笑いながらユキは今度盗みのアリスを使わなくてもあの手を治す方法を探さないと…と考えていた…
紅組に戻ると白が退場している所だった…
「ユキ!!早くしろ―!!」
「応援始まるぞ!!」
2人が叫んでいる…
「はーい!!」
ユキは急いで向かった…
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