第18章 胡散臭い演説とサンヨウシティ
「怒らないの…?」
恐る恐る聞いてみる…
「怒るわけないだろう?だってユキやシルバー達を信じてるからね…それに2人は友達でもあるわけなんだからな…」
ユキとシルバーは前世でも言われた“友達”という言葉…
その言葉に懐かしさを覚えた…
「転生後の人生で…友達として扱われるのって変な気分だな…」
「そうね~でも少しだけ嬉しい…」
「俺にとっては二人は転生しても友達でありユキは大事な末娘だ…その事は別に変ではないよ…」
冷はドヤ顔で喋っているが…やはり娘が友達って違和感がある…
…
…
「…しかし、あまり危ない事には首を突っ込むんじじゃないぞ…それと2人とも今年こそはちゃんと体育祭に参加すること!!」
「あはは…」
ユキとシルバーは体育祭に行ってはいるが、競技に参加しない事が多い…
ユキとシルバーが苦笑いしていると…
下から…
「「やめたげてよお!!」」
「「ベルっ!!」」
…という叫び声が聞こえてきた…
「あの声って…」
シルバー「トウコ達だ…!!」
「早く行ってみよう!!」
3人は声のする方に向かった…