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運命を超えて

第14章 夢と少しの旅立ち


~ユキの夢の中~
「…ここは?」
「此処は…貴方の夢の中…」
「貴方は…?」
「私?…私は…貴方よ…」
「えっ?」
「…クスッ…冗談よ♪…私は貴方の…なだけ……何でも見られるわよ…」
「…そうなんだ…元の世界に帰るにはどうすれば…」
「…帰る?…そうだな…」
「…」
「…魔力を此処で取り戻してもらいます…」
「魔力って…どんな…ってか持っていないし!!」
「…ゴウォマカ国っていう国が異世界の果ての物質プレーンにあるの知ってる?」
「知らないよ…でも、そこは…何なの?」
「ウィル・オ・ウィスプという魔法学校がある国なんだけど…昔々…平和と平和の間に3日間の戦争がおこった…」
「…」
「そこの生徒たちはみんなグラン・ドラジェ校長にスカウトされてきた生徒たちだった…」
「…それが…私とどういう関係が…」
「…その中でもユキとシルバーという強い魔力の生徒が2人居た…」
「…!?(同名さんかな…?)」
「…貴方とシルバー君の前世よ…ユキは水の魔法使い…シルバーは風の魔法使い…クラスのトップだった…いつもブルーベリーやキャンディと魔法の練習や勉強してたっけ…」
「…私の前世!?」
「…そう…でも、ある日…2人の居るクラスは臨海学校でヴァレンシア海岸に行く事になった…」
「…」
「…その日の夜…突如「エニグマ」というモンスターが現れ…生徒たちをバラバラに連れ去ってしまう…」
「…それで…どうなったの?」
「…少しずつ2人はクラスメイトと合流し…光のプレーンや闇のプレーン…そして死のプレーンを巡り…ガナッシュと融合しかけていたケルレンドゥというエニグマをクラスメイトと共に倒し…皆でゴウォマカに帰って行った…」
「…」
「…その数年後…あの事件当時の生徒17名は一部の落第生徒を除き卒業を迎えそれぞれの道に進んだ…」
「私とシルバーはどんな道を進んだのですか?」
「ユキとシルバーは魔法学校の先生になったマドレーヌ先生を手伝っていた…でも」
「でも…?」
「…エニグマのゲウグレンドゥを討伐しに行った時…2人とも…死んでしまった…」
「…うぁぁぁぁぁ…!!(頭が!!)」
「…貴方はこの先の為にも…思い出さないといけない…そして、シルバー君も…」
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