第7章 天喰くんのお部屋
〜3部屋目 好きな人とのLINE〜
リルルside
『お、送ってしまったっ//』
ずっと憧れていた環先輩と連絡先交換出来るなんて、夢みたい。
ー ねじれ先輩に感謝しないと!
ドキドキしながらメッセージを送信した。
そして既読という表示を見た瞬間、ドキッとした。
読んで貰えるなんて思わなかったから、落ち着かない。
ー 返事して、くれるかなっ///
そわそわしていると、返事が来た。
『…俺、なんかで良かったの? でも、俺も嬉しかった…』
ー …た、環先輩が、嬉しかったって///
嘘みたいなその言葉に、私は顔がニヤけてますます好きになるのを感じた。
*
天喰side
ー …どうしたらいいのだろう…
ねじれから、環くんのファンだから、連絡先交換してあげてって言われたから交換した。
ー 俺なんかの連絡先でいいのだろうか…。
何かの間違いでは、と思ってしまう。
あの子はだいたいミリオと一緒にいる。
でも、本音は凄く嬉しかった。
少し気になっていた人だったから。
スマホを見つめていると、メッセージが届いた。
『環先輩っ、連絡先の交換ありがとうございますっ、凄く嬉しかったです!』
俺にはもったいない言葉が並んでいた。
なんて返事をしたらいいのか迷いに迷ったが、俺も正直な気持ちをメッセージに羅列した。
3部屋目 好きな人とのLINE END