第4章 轟くんの屋根裏
最初はゆっくり腰を動かしていく。
「…っは、はっ、」
耳元で焦凍様の吐息がかかるたびにぴくっと震えてしまう。
『…あ、んっ、あんっ…んんっ///』
少しぎこちなかった律動もリズム良くなって、だんだん快楽を感じるようになってきた。
「…や、べぇな…っ、はぁっ」
『…んん、あっ、んんぅ///』
焦凍様とこんなこと出来るなんて思わなくて、嬉しくて涙が出てきて、それにびっくりしたようで腰の動きが止まった。
「…っ⁉︎、どこか痛かったか…悪い、また俺は…」
『ち、違いますっ///、凄く嬉しいんですっ///焦凍さ、んと、こ、こんな風になれるなんて、思わなくて///』
焦凍様は手で私の涙を拭いながら、こう言った。
「…悪い、もう止められない…っ」
そして再び腰を振り始めた。
さっきよりも早く動いて奥を突いてくる。
『…ひゃうっ、んっ//ん、あっ、あぁ、んんぅ///』
「…リルル、っく、好きだ、俺は…お前がっ」
『…私も、んんっ、好き、ですっ…ぁあっ、んっイっちゃ…///』
「…っ⁉︎///…中が、しまっ、はぁ…イっく」
『…んあっ、は、ぁあっ、んぁあぁっ///』
私は身体がビクビクっと跳ねるのを感じながら、盛大にイってしまった。
焦凍様も、達したようで息が荒かった。
*
「…リルル?」
ふと焦凍さんに呼ばれて意識が戻る。
「どうかしたのか?ぼーっとしてたみたいだが…」
『…んーん、出会った頃を思い出しただけっ』
「…そうか…あの時は本当にリルルには酷いことをしたと思ってる…」
『…もういいですってばっ、こうして一緒にいるんですから///』
そう言うと焦凍さんはぐっと私を引き寄せて、その勢いで私は焦凍さんの腕の中に収まる。
『…うわっ///、しょ、焦凍さん?///』
「…ずっと好きでいてくれてありがとな…」
そう言うと、また長くて甘いキスが降ってきた。
2部屋目 キスが長い焦凍さん END