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Other Only 短編集

第3章 轟くんのお部屋


〜2部屋目 好きな子の水着姿〜
リルルside





今日はプールの授業。

100mを泳ぎきってスタート位置に戻るところだった。



『うわっ!』

「お、大丈夫か?」



滑って転びそうになったところを、支えてくれたのは轟くんだった。



『あ、ありがとう、助かったよ//』



至近距離で轟くんのお顔を拝見するのは心臓に悪い。

水も滴るとは、絶対轟くんのことだな、って思いながら体勢を整える。



「プールサイドは走らなくても危ないから気をつけろよ?」

『うん、本当ありがと!』



気をつけなくちゃ、って気合を入れて轟くんと別れた。






轟side





何故か目で追ってしまうあいつ。

その時、あいつが転びそうになったから思わず助けた。

ふと胸元が見えて、意外とあるんだな、と思ってしまった。

あいつと別れても、触れた両手を思わず見入ってしまう。



ー 腕とか柔らかくて、その感触が忘れられねぇ…//



「と、轟くん⁉︎、鼻血出てるよ⁉︎」

「…お」


緑谷からそう言われて、鼻を拭うと本当に血が出ていた。

とりあえず顔を洗いに行った。
2部屋目 好きな子の水着姿 END
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