第2章 切島くんの屋根裏
〜2部屋目 体育館倉庫〜
リルルside
今日は、男女共同での体育の授業。
授業が終わって、偶然鋭児郎くんと、後片付けすることになった。
私は、道具を片付けに倉庫にいる。
ー あとこれを棚に乗せるだけなんだけど、うぅー届かないっ!
背がほんの少し低いせいか、なかなか棚に置けない。
ー ぐぬぬ、このマットの上からならいけるかな。
ちょっとバランス悪いけど、仕方ない。
マットの上で背伸びをして半分ほど、棚に乗せた時のことだった。
「リルル、そっち大丈夫か?」
『…えっ⁉︎』
突然、鋭児郎くんが、声かけてきてバランスを崩してしまった。
『きゃぁっ』
「危ねぇ!!」
大きな音を立てて、物が落ちる。
鋭児郎くんが、私の上に覆いかぶさって、守ってくれた。
「わ、悪いっ、大丈夫か⁉︎ 怪我ねぇか⁉︎」
凄い心配そうな顔で言ってくるから、ちょっと罪悪感。
『うんっ、鋭児郎くんが守ってくれたから大丈夫っ、ありがとう』
でも鋭児郎くんはもう一度、ほんと、ごめん!って謝る。
今の体勢は、私がマットの上でうつ伏せで、その上に鋭児郎くんが覆いかぶさっているんだけど、一向に動かないから尋ねてみた。
『鋭児郎くん?』
「ずっと思ってたんだけどさ、さっきから下着透けてる」
『…えっ!?///』
「運動して、汗ばんでるから余計になんだよな…」
『…〜っ///』
鋭児郎くんは、私の顔を自分の方に向かせてキスをした。
『んっ、…ふぁっ///』
キスしながら、同時に胸も弄られ抵抗出来ずにされるがままの私。
『…っはぁっ…はぁ//』
「…悪い、がっついちまった…」
やっと離されて、呼吸だけで精一杯だった。
『…大丈夫、だよっ?//』
「…〜っ、可愛すぎだろっ//」
鋭児郎くんのスイッチを入れてしまったらしく、くるっと身体ごと向かされて、荒々しくキスをされる。
「…っ、ふっ、はぁっ…」
『…んんっ//』
どちらからともなく舌を絡め、鋭児郎くんの右手は私の胸を揉み始めた。
「…っはっ、柔らかいっ」
『…はぁ//はぁ…えい じろ、くんっ//…んゃっ//』