第1章 切島くんのお部屋
〜9部屋目 好きな人とのLINE〜
リルルside
「…癒月!連絡先交換してくれ!」
『…えっ!?// う、うん…ありがとっ?///』
まさか、切島くんからそんなことを言われるなんて思わなくて、嬉しくて、変な返事をしてしまった。
密かに恋心を抱いてる切島くん。
部屋に戻って、ドキドキしがら無難な文章を送った。
心臓の音がうるさい。
どんな返事来るのか、待ってたらピロリンとスマホが鳴った。
メッセージには
『ごめん!俺から送るつもりだっのに、メッセージすげぇ嬉しかった!これから宜しくな』
すごく切島くんらしい内容だった。
私はそのメッセージをスクショして、保存した。
*
切島side
「どう、すっかな…// 」
あいつと念願の連絡先を交換できたのはいいものの、なんて送ればいいのかわからなかった。
「あー!こんなの、男らしくねぇ!」
そう思いつつも、やっぱり思いつかず、落胆した。
すると、ピロリンとスマホが鳴った。
メッセージを開くと
『ちゃんと届いてるかな? 連絡先交換してくれてありがとっ、凄く嬉しかったですっ』
いかにも女子って感じのメッセージが届いていた。
だんだんと自分の顔が赤くなるのを感じた。
「…〜っ///へ、返事しなきゃだよな!!」
俺は、とりあえず考えた文章を何度も読み直して送信ボタンを押した。
9部屋目 好きな人とのLINE END