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第1章 切島くんのお部屋


〜7部屋目 髪を乾かす〜
リルルside





久しぶりに鋭児郎くんのお家にお泊まり。

私も鋭児郎くんもお風呂を済ませて髪を乾かしているところだった。

お風呂上がりの鋭児郎くんは、髪の毛が降りていて、いつもと違うからドキッとする。



「リルルどうかしたか?」

『な、なんでもないっ//』



かっこいいなぁ、って思ってたなんて言えない。

そういえば、やってみたかったことがあるからごまかしついでに聞いてみた。



『あ!髪乾かしてみてもいい??』

「…い、いいのか?//」

『うんうん!』



私は鋭児郎くんの後ろに回って、髪を乾かしてみる。

やっぱり男性の髪だけあってしっかりしてるなぁと思いながら、わしゃわしゃと髪を乾かし続ける。



『熱かったりしないー?』

「おうー! ちょうどいいぞー?」



ドライヤーの音がうるさいから少し大きめの声で話す。



『はい、おしまい!どうだったかな?』

「すげー気持ちよかった!サンキュな!」

『どういたしましてー』



今度はドライヤーを自分にあてようとした。



「あ、あのさ…リルル//」

『どうしたの?』

「上手く出来るかわからねぇけど、俺も乾かしてみていいか? 」





7部屋目 髪を乾かす END
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