• テキストサイズ

もう迷わない辿り着けるまで〔気象系BL〕

第2章 足並みの乱れ




翔は智の服を手早く整えると

足早に去っていった。
その翔の歩く足音が、
智の耳の奥底に鳴り響いていった。

(あんたの望みどーりに……)

「……ソ……

ウソ……だよ……翔…
……ないで……いかないでぇーーーーー」











その頃……

買い物の帰り和也は

急に立ち止まり
胸に手を当てて天を仰ぐ

「あっ……智が泣いてる……」

その横で、心配そうに
和也の顔を見上げる侑李

「カズ?とーしたの?」
「侑李……ごめんね……。
ちょっと行ってくるね……」

「うん!!

僕、智さんも大好きだから、
カズがアンパンマンになって
助けてあげて…」


「アンパンマン…って……」



/ 238ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp