第1章 新たな始まり
だが、その後には
さらなる快感が訪れる。
もっと熱くて、堅くて、
素晴らしいモノがソコを
いっぱいに満たしてくれるはず。
翔は智の足首に絡まっていた
邪魔なパンツをむしり取ってしまうと、
さらに自分のズボンの前に手を回した。
ジ~ッとファスナーを下ろす音が
静まりかえった準備室に妙に
大きく響き渡る。
「…ああ……」
智の白い喉が、ゴクリと欲望に鳴る
「こいつが欲しいんだろ?…先生」
翔は、自らのモノに指を絡め
妖しい声音で囁きかける。
「大好きだもんなぁ~
これで、掻き回されるの。
ホント、教師のくせに
教え子に突っ込まれて
ヒーヒー悦んでるんだから…
淫乱だよねぇ~」
整えられた濃紺の制服の中
そこだけあられもなく開かれた
フロントから突き出した楔は、
すでに天を衝くほど反り返っている。
「さぁ、言って、先生。
犯してって…。
突っ込んでって……。」
先走りの蜜に濡れたソレと
制服姿の翔とのコントラストが
卑猥すぎて、見ているだけで
智は腰に焦れるような熱が
わだかまっていく。
「……ああ……」
ねだってしまいたい。
自ら尻を差し出し、犯してくれと……
年上のプライドも教師の立場も
何もかも捨てて、生徒に貫かれ
身も世もなく喘ぎ乱れたい。
ーーーーーーでも、
そんな恥ずかしいことなんか、
自分にはできない……。
「む、無理だよっ…!」
と、智は、掠れた声を絞り出す。
「そんなこと……言える訳ない…。」
どんなに欲しくても、
それだけは自分のプライドが
邪魔をする。
「強情だね…。」
と翔は苦笑いをする。
「もう、いいよ!!
お前が、そんな意地悪を言うなら
もう、これ以上やらなくていいよ……。」
智はプイッと
そっぽを向いてしまったが
その顔は今にも泣き出しそうだった。