第1章 新たな始まり
狭い入り口をいっぱいに広げ
中へ、中へと入ってくる、太い指。
感じやすいポイントを探しながら
妖しく蠢くそれのもたらす刺激と熱で、
理性もプライドもすべて捨てて
あられもなく叫んでしまいそうだった。
「ふうっ…………!」
と、慌てて口を手で押さえ
漏れる声を堪えようとする。
でも、翔は、それを嘲笑うかのように
根本まで埋め込んだ指を
グリグリと掻き回す。
「あっ…ひ…いいっーーーー…!?」
「すごい…先生すごいよ。
もうこんなにグショグショだよ。」
智の性器は触れられてもいないのに、
すでに堅く勃ち上がり
先走りの蜜を溢れさせていた。
それが、幹を伝って翔の指を
呑み込んでいる入り口まで
流れ落ちていく。
自らの粘液で濡れ光り
ヒクヒクとうごめく襞は
男を誘う欲望の泉。
「こんないやらしいの躰、
見たことがない。
俺の指をキツイほど締めつけてくる。」
「やっ…やめろ~
そんなセリフばかり覚えるな…」
「覚えるよ。だって先生
刺激的なことを言われると
すっっごく可愛い顔するから」
「なっ…………!?」
「ホント24?
サバ読んでない?
よがってる姿って、まるで子供だよ」
「ば……バカにして……。
ひゃっーーー・・!?」
瞬間、翔の太い指が
一番感じやすいポイントを
グリッと擦り上げた。
「たまには素直におねだりしてみて…
でないと、いつまでたっても
おあずけだよ。
先生…指一本や二本じゃ
満足できないんでしょ?」
「お前ぇ…」
睨みつける智に
翔は余裕の笑みを返すと、
埋め込んでいた指をズルっと
引き抜いた。
「ああっーーーー…!?」
瞬間、引いていく熱を惜しむように
アソコがキュウッと窄まる。