第1章 新たな始まり
「あ……あれぇ…?」
こんな犬も食わない痴話喧嘩を
誰がいつまでも見ていたいのか……。
雅紀は話題が智の尻に移った時点で、
呆れてさっさと消えてしまった。
ついでに、ちゃんとカーテンも閉めて、
外から鍵までかけていってくれる
念の入れようだった。
「雅紀って、気の利くヤツなんだなぁ〜
じゃあ、ご親切を無駄に
しないためにも……」
翔は軽々と智を机の上に抱き上げて
白衣の前を大きく開き
カットソーの中に手を滑り込ませた。
胸を探り、まだ柔らかい突起を
キュッと摘まむ。
「こ…こらぁ~…
あっ…ダメだってぇ…」
とお決まりのように
イヤかってみせる智だか、
この数日で格段に熟練してしまった
翔の愛撫に翻弄され、
白い喉を甘い喘ぎで震わせた。
「ふ…あっ……!」
すでに、触れられていない方まで
プックリと立ち上がり、
薄い春物のカットソーに
小さなアクセントをつけていた。
「ホント、敏感だよね。
先生、ココだけでイケるんじゃない?」
からかいの言葉に、
そんなことをあるかと
言ってやりたがったが…
実は自分でも全然自身はなかった。
「先生…試してみようか?」
翔は、胸が露わになるまで
カットソーをまくり上げ、直接の刺激を
待ちわびていた突起を唇に含み
ジュルッと音を立てて吸う。
「ひ…やっ…………!?」
甘やかな快感の波が
ブルッと全身を震わせる。
歯を当ててカリカリと甘噛みされ
さらにもう一方も、引っぱったり
抓ったりして弄ばれると、
意識もしてないのに腰が揺れてくる。
(や…ヤバイ…、
マジでイキそう…………。)