第12章 魔王の平生~前編~誕生記念【織田信長】R18
信長様は私の弱いところを熟知している。
史実では戦国時代の猛将とうたわれている信長様は、
私との情事の時もその攻めの姿勢は揺るがない。
と言っても闇雲に攻めるのではなく、私がもう耐えられなくなるまで…
快楽という名の侵攻を続ける。
耳を食まれながら、指先だけで硬くさせられた胸の先端を摘み、なで上げる。
それだけでもう呼吸が乱れ…
久しぶりという高揚感も手伝ってか、中が疼いて仕方ない。
「の、ぶながさま… もう、、、変になりそうです…」
「もう降参か?」
にやりと笑うと、私の秘所に手を伸ばす。
途端、片眉を上げる。
「貴様… もうこんなに濡らしおって。淫らな女だ」
恥ずかしくて目を伏せる。
「信長様だから…こうなってしまうのです…」
信長様の左腕は私を抱き抱え、体をぴったりとつけている。
右腕は…
私の濡れた部分を『確認』しはじめた。
「貴様を抱けなかったこのしばらくの間…
俺以外の何も入ってないだろうな? 検分する。」
そう言って中指を差し込んできた。
「あっ、あたりまえでっっ んんーーっっ」
信長様にしがみつく体に力が入ってしまう。
中をかき混ぜられ、まるでそれを聞かせたがるようにくちゅくちゅと卑猥な音が響く天主。
「ほう、どうやら本当のようだな。
ずいぶん、狭くなっている。未通女のようだ…」
信長様の瞳は濃く熱をたたえ、欲情が滲み出ていた。
信長様を求める気持ちが溢れ出て止められず、信長様の欲望の中心に手を伸ばした。
そこはもう既に硬く形を変え、腹につきそうなほど立ち上がっていた。
そっと握り、ゆるゆると上下に動かす。
「貴様、何をしておる」
「一緒に、、、、、 」
私はそう言うのがやっとだった。
信長様は私を、、、、私は信長様を、、、、
抱き合ったまま、お互いの欲をお互いの指が高めていく。
「んあっ、んぁっっ、んんっっ」
「貴様の… 手は… 心地よい…」
信長様も、呼吸が乱れてきている。それが余計に、私を熱くする。
同じリズムで刻んでいくその行為…
先に終止符を打ったのは、私の方だった。