第8章 淡藤の深謀 ~後編~ 【石田三成】R18
「莉乃様、指を締め付ける感触が病みつきになっています。
ですが…
私自身も抱きとめて欲しい…だめですか??」
莉乃様は息を弾ませながらも、まるで「来て」と言うかのように両手を広げて抱きとめる仕草をしてくださった。
許可、と受け取りました。
足の間に割入り、莉乃様の熱の中心に体を沈める。
「んぁぁんんんんっっ あぁぁ、すごいっいっ」
「あぁぁ……」
これでもかと背中をしならせる莉乃様の中は想像以上に熱く、狭い中に抱きとめられ、快楽のあまり思考の全てが停止する。
「莉乃様っ、莉乃様っ」
冷静沈着、機略縦横…
今の私にはそんな言葉は一切当てはまらず、ただひたすらに、一人の愛する女性に欲を打ち込むただの男だった。
「みつ、なりくんっっ そんな奥、しちゃいやっっ、いやぁぁんんんっ」
さきほど指がさんざん締め付けられた、それを己が味わっている。
あぁ、こんなに気持ちの良い事って…
「莉乃様、受け取ってくださいっ、あぁ、もう、、、、」
中であっという間に果ててしまった…
言い訳に聞こえるかもしれませんが…
こんなに早く果ててしまったことは初めてです。
付き合いでと連れて行かれた遊郭では、なぜか最後までできないこともありました。
こんなに自分が欲深い男だったとは…呆れてしまいます。
果てたあともしばらく莉乃様の中に留まり続けたい。
最後の一滴まで絞り取られそうな締めつけの後も、温かい快感が止まらないのです。
抜く時にも思わず声を漏らしてしまうほど、莉乃様の中は…
もう、これ以上の経験をもたらしてくれる女性はいないでしょう。