第8章 淡藤の深謀 ~後編~ 【石田三成】R18
「正解です。
私は…莉乃様と深い関係になりたいがゆえに少々強引な戦略を練ってしまいました。
私がお慕いしてるのは莉乃様です。
私に…思い出を授けてくださいませんか??
もしも、莉乃様が500年後に帰られても…
私が戦場で命散らすことがあっても…
一生あなたを胸に抱いて生きていられます。
平安な世への礎となれた、誇りとともに…
この一夜だけでいい、私にください。」
策略も嘘も偽りもない、本音をやっと告げられた。
こんなやり方をして卑怯だと嫌われてしまうかもしれない。
…もしも本気で拒絶されたなら、潔く引くつもりだった。
「……思い出になんてしないで…」
「莉乃様・・・? それはどういう…」
「今、私がいるのはここだよ。 過去でも未来でもない。
参謀なら…最後まで戦略を突き通して。
ちゃんと、、、手に入れて。
それに…一夜だけのつながりなんて、私も…三成くんもそんな「キャラ」じゃないよ」
莉乃様の瞳には、深い情があった。
「……分かりました。
今から私は一人の男として、莉乃様をお守りするお役目に変更致します。
あなたのこれからの未来を、お側で守らせて下さい。」
莉乃様はそれはそれは優しい笑顔で、頷いてくださった。
___先ほど、莉乃様の気持ち良い場所の指南は存分に受けた。
復習を繰り返す。
私の可愛い可愛い姫様は艶のある声で啼いて下さり、私の内なる欲を掻き立ててばかり。
「莉乃様、莉乃様… もっと気持ち良くなって…」
「んっ、んあっ、んああっ、ああっっ」
莉乃が特にお好きなようだった、蕾を可愛がりながら蜜壷の中を抜き差しする。
出し入れする指を伝って雫が落ちるほど、莉乃様が感じてくださっている。
「みっ、三成くっん、 また、いっちゃうっっ!!」
「えぇ、どこまでもお供いたしますよ、私の姫様」
体を震わせ、今日何度目かの果てたお姿に…
私の欲も溢れかえりそうになっていた。