第8章 淡藤の深謀 ~後編~ 【石田三成】R18
裸のまま、莉乃様を胸に閉じ込めて、柔らかく温かい体を堪能する。
「莉乃様?」
「なぁに?」
そう言って、情事の後の艶かしいお顔で微笑む。
あぁ、可愛らしい。
「莉乃様のいた世のようになるのはまだまだ先ですが…
私は側室は取らず、一生莉乃様だけと添い遂げる自信がありますよ。」
「ちょ、ちょっと三成くん、展開早いよ。
あのね、先ずはデートを重ねないと。
色んなイベントを一緒にお祝いして…
それから…プロポーズだよ。」
恥ずかしそうに、だけれどもキラキラとした瞳でご説明される。
「最初から説明をお願いします、『でえと』とは??」
私は、莉乃様から500年後の『かっぷる』の仕組みと行動をうかがいながら…
500年前も変わらず行われている愛の行為を、
もう一度最初から始めた。
どんなに月日が移ろうとも、愛する気持ちは変わりません。
莉乃様…
私だけの姫様、ずっと、この先もお慕い申しておりますよ。