• テキストサイズ

【イケメン戦国】永遠の始まり~満ちて果てて~

第36章 純白の羨望        【伊達政宗】R18




光秀 「礼には及ばん。
秀吉を説得するなど、赤子の首をひねるより簡単だからな。

秀吉が連れて行かずとも、俺が連れて行ってやると言ったのだが・・・
『それならば俺も行く』と秀吉がきかなくてな。
付いて来なくていいものを。」


秀吉 「お前なぁ・・・人を邪魔者みたいに言うな。
光秀と二人きりになったら、それこそ何されるか分からないだろ。」


光秀 「邪魔者『みたい』ではない、邪魔なのだ。
「何されるか分からない」とは失礼だぞ、少々意地悪するだけだ。
政宗と一緒にするな。」


・・・なぜそこで俺の名が出る。


「甘味はみんなで食べた方が美味しいですからね。
政宗も一緒に行こう?」


政宗 「あ、あぁ。行くか」



その時、後ろから不機嫌そうな声がする。


家康 「はぁ、やっと見つけた。
ったく、何だって俺まで行かなきゃなんないんだよ」


三成 「家康様、そう仰らずに。
莉乃様のお誘いですしね。
それに城下で人気のお店らしいですよ。」



聞けば、茶屋へ行くことになった莉乃は三成にそれを報告し、
「もし良かったら三成君もどう?家康も誘ってみて」
と声をかけていたらしい。

城にいなかった俺には声がかけられなかった、という訳だった。



光秀 「なんだ、結局全員で甘味か。」


秀吉 「残念だったな。」

したり顔の秀吉に光秀が返す。


光秀 「まあ良い。機はまたある」


家康 「俺ら武将ですよね?
なんで全員で甘味・・・辛い方がいいんですけど」


三成 「皆様と茶屋に行くなど、初めての試みですね!
とても楽しみです!」




やいやいと賑やかに、その新しく出来たという甘味屋に着いた。


店主がこちらに気づき、びくりとして慌てて走り寄って来る。


店主「お、織田軍の皆様お揃いで!! 
う、うちが何かしましたでしょうか??
楽市楽座の条例に触れるような事は一切なにも・・・」


そう言って首を振りながら怯えている。


/ 408ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp