第33章 情愛の行方【イケ戦5周年記念】徳川家康編
秀吉 「おいおい、家康!!」
信長 「ふっ、言わせておけ」
政宗 「家康も莉乃に惚れてんのか!?」
家康 「はい。
光秀さんと莉乃は恋仲なんですか?」
光秀 「いや。そうなりたいと思ってはいるがな」
政宗 「は?」
秀吉 「ちょ、ちょっと待て!
光秀お前まで術にかかってんのか!!??」
光秀 「さあ、どうだかな。」
家康 「莉乃と恋仲じゃないってことなら、俺がいっても文句はありませんよね」
光秀 「勝手にしろ、決めるのは莉乃だ」
家康 「秀吉さん。莉乃の事を妹分だって言ってますけど。
ほんとにそう思ってます?」
秀吉 「あ、いや・・・それは・・・」
政宗 「おいおいおい、秀吉、お前もかかったか!
家康・・・素直になるにも程があるぞ。
とりあえず俺は莉乃を褥に引っ張り込みたい。
お前ら邪魔すんなよ」
光秀 「なんだ、皆少なからず莉乃に気があるのか。」
政宗 「肝心要(かんじんかなめ)の莉乃がどう思ってんのか、聞いてみるか。
素直になってるこの時によ。」
「にゃ・・・?(何・・・?)」
秀吉 「あ、そうだった。猫か」
信長 「貴様ら、揃いも揃って阿呆か。
そこまでだ。そろそろ解いてやれ。」
男性 「かしこまりました。
では皆様、目を閉じて最初のように深呼吸を。
暗示を解きますよ、3、2、1 パンっ!!
はい、元通りです。」
家康 「はぁぁぁ・・・・・・」
三成 「わっ!莉乃様!!!あれ!?
猫さんは!?今まで膝にいたのに・・・」
私は慌てて三成君の膝から離れ、思いもよらず聞いてしまった告白にいてもたってもいられなくなっていた。