第33章 情愛の行方【イケ戦5周年記念】徳川家康編
光秀 「『正直で素直になり』と申していたな。これか。」
政宗 「へぇ、家康がなぁ」
秀吉 「正直で素直な家康、か・・・
これを逃すともう一生見られないかもな」
面白がって見る3人と、上座から優雅に扇を振る信長。
その信長様の目には、笑う3人とは違う、興味深そうな目の輝きがあった。
政宗 「ってことは・・・元から素直な三成はどうなるんだ?
おい三成。お前、莉乃の事どう思ってる?」
三成 「お慕いしております!
可愛らしくて、思いやりがあって、お話ししていると楽しくて。
今思えば・・・莉乃様を本能寺で一目見た時から、心奪われてしまったのかもしれません。
あの時の莉乃様は勇敢で美しくて、今でも目に焼き付いておりますよ。
今は織田軍のお世話役ですが、最近では一人の女性として見てしまい、恋仲になっていただけないかとまで考えるようになりました。
皆さんが莉乃様を構うのも、とても嫌な気分になってしまうのです・・・
近いうちに気持ちをお伝えしようと思っています。」
「にゃ、あん・・・・・・(三成、君・・・・・・)」
政宗 「お、お、おう、そうか。
いや、そこまで聞くつもりはなかったんだけどな」
男性 「今、催眠状態に入っておられますので、忖度無しの本音が出てしまいます。
質問される際は___」
家康 「三成ふざけるな。
お前なんかに莉乃は渡さない」
「にゃ!? にゃーんにゃにゃ!!(え!?何を言ってるの家康!!)」