第33章 情愛の行方【イケ戦5周年記念】徳川家康編
男性 「では、始めさせていただきます。
皆様、心を無にして、何も考えず。
ゆっくりと深呼吸をしてください。
そうです、さすが武将の皆様。
無への集中力が素晴らしい。
これから10からの数字を数えます。
その数字が1になった時・・・
あなたは正直で素直になり・・・
力が抜けて、眠くなるはずです。」
そう言うと、男性は静かにテンカウントを取り始めた。
10、 9、、 8、、、 7、、、 6、、、、
その声は深く伸びやかで・・・
5、 4、、 3、、、
気持ちよく沈んでいくような・・・
2、、、、 1、、、、、
ドサッッ!!
バタッッ!!
光秀 「やはりか・・・」
家康 「三成っ!こっちに倒れてくるなよ!!」
政宗 「まじか!!!」
秀吉 「莉乃!!おい大丈夫か!? あ、寝てる・・・」
信長 「予想通りでつまらん」
男性 「信長様、これからですよ。
今、座っている武将の方々も、既に暗示のかかりやすい状態に入ったことには間違いありません。
どこまで平常心を保てるか、楽しみですね」
信長 「ほう、そうか。」
男性 「眠りに入ってしまった、三成様と莉乃様・・・
大変素晴らしい!
さて、このまま寝かせておくのも面白くありませんから・・・
お二人様、これから私が手をパンと叩きます。
その音が聞こえたら、莉乃様は猫に。
三成様は・・・その猫の飼い主となっていただきましょう。」
政宗 「そんなことも出来るのか!!」
家康 「それって倫理的にいいの?」
男性 「ではいきますよ。
3,2,1 パンっ!」