第32章 情愛の行方【イケ戦5周年記念】明智光秀編

＿＿＿翌日　



軍議終わり。

いつものように茶を運んできた莉乃の首元を見た瞬間、秀吉に問い詰められる。





秀吉　「光秀てめぇ！！
いつの間にそんな関係になってんだ！！
また戯れじゃねぇだろうな！！」




光秀　「なぜお前がそのように怒る必要がある？
莉乃はもう大人だぞ、関係を結ぶのにお前の許可は必要ない。
それに、俺が付けた跡ではないんだが。」





秀吉　「えっ！？お前じゃないなら誰なんだ？
莉乃お前、乗り換えたのか？誰に！？
さては家康か！！お前、ちょっとは考えろ！
こんなに跡を付けるなんて、自制しろ自制を！！　
女がこんなに跡をつけられて、周りの目を考えてやれ！
いかにもすぎるだろ。
もっと秘めるとか考えないのか？政宗ならともかく･･･

ったく、どいつもこいつも！
将としてこらえ性がないのはだめだぞ！」



政宗　「また俺の名前出たか？」



家康　「何言ってるんですか、秀吉さん。
俺がそんな阿呆みたいに跡付ける訳がないでしょう。
恥ずかしい。」




信長　「＿＿＿俺だ。こらえ性がなくて悪かったな」



途端、広間が静まり返り、ひんやりとした空気が流れる。



政宗　「信長様も案外普通の男だったな･･･」



三成　「莉乃様が信長様と･･･」





「ちょっと！
いい加減にして下さい、光秀さんも信長様も！！」





信長様まで乗ってきたことにこらえきれず、笑い出してしまった。
冗談に顔を赤くした莉乃の愛らしい顔を眺めながら。