第30章 御伽の国の姫~別館~【豊臣秀吉】R18
「嫌じゃない。」
・・・もっと間を置いてから答えれば良かったと思ったのは、その言葉が口を突いて出た後だった。
「即答だな、ほんっと可愛い奴」
私の答えが満足だったのか・・・
いつもとは少し違う艶のある笑みで、着物の襟に指をかけ大きく開いてきた。
「やっぱ、こっちの方がいいな。
最初から見えてるより、俺の手で暴きたい」
もう、秀吉さんてばなんて顔をしてくれるのだろう・・・
その一言と熱っぽい表情のせいで頬に熱を持ち、胸がきゅんと締め付けられた。
(秀吉Side)
頬を赤く染めた莉乃はひたすら可愛い。
それに今のような潤んだ目が加われば最強だ。
その目は俺が欲しいと訴えてくるのだからなおさら。
この表情だけで躯の中心が火照り、熱塊が起立してくる。
鎖骨をなで上げただけなのに震えるその感じやすい身体も、口づけした場所に赤みが差す白い肌も、時折漏れ出る艶っぽい声も、全てが堪(たま)らない。
莉乃の背中に手をあてがい、そっと褥に押し倒す。
先ほど緩めた首元をさらに開き、莉乃の二つの膨らみをこぼれさせた。
そのすぐ下は帯で止められているせいで、膨らみがより大きく主張されている。
滑らかな肌をなでながら指先で頂をつまむと、莉乃の肩がびくりと揺れ、なまめかしい声が漏れた。
この声も、耳から入った瞬間にぞくりと心を震わせ欲を増長させる。
両手でそれぞれの膨らみを持ち上げ、寄せ上げた。
豊かな膨らみの上に鎮座する小さな頂。
左右交互に舐め回してやると、固く形を変えてきた。
片方を吸い上げ、もう片方は親指と人差し指でつまみ上げる。
途端また声が上がり、莉乃が感じているのが見て取れた。