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【イケメン戦国】永遠の始まり~満ちて果てて~

第30章 御伽の国の姫~別館~【豊臣秀吉】R18




「秀吉さん、何がどうなってるの?」


秀吉 「お前覚えてないのか・・・? そりゃそうか。
風呂に浸かりながら意識なくしてな。慌てて引っ張り上げて部屋に戻る途中、こいつらが来て。

で、お前を寝かせたんだ」



「ちょっと待って、もっと詳しく」


秀吉 「ん?」


「えーっと・・・引っ張り上げたって事は、見た?」


秀吉 「何を?」



「だから、その・・・ 
じゃぁえっと、この着替えは女中さんがしてくれたの?」



秀吉 「俺」




「____ですよね・・・」





がっくりと肩を落とす私の様子に、意味不明という顔をしている秀吉さん。



のぼせる原因となったのはそもそも、裸を見られたくなかったせいなのに。
こんなことになるなら、背中向けて洗ってもらった方がましだった・・・
お腹ひっこめて…





政宗 「俺は見てないぞ。
秀吉が脱衣所で襦袢着せたんだろ、
もうその格好で担がれて出てきた。」


話の流れが読めた政宗が説明してくれる。



家康 「まったく、人騒がせなんだから。
どう聞いたって湯あたりでしょ。
涼ませておけば自然と起きるって言ったのに、薬だの治療だの・・・

秀吉さん、甘やかしすぎです」



光秀 「まぁいいではないか。
秀吉の莉乃への溺愛ぶりは今に始まったことではない」



政宗 「家康お前・・・
そう言う割に、担がれた莉乃見たらすげー慌ててたよな。」



三成 「そうでしたね、家康様の優しさが溢れておられました」



家康 「慌てていません。三成は黙れ。」



なんとなく状況はつかめた。
秀吉さんに裸を見られてしまったことは、今はおいておこう。





「秀吉さん、皆さん。心配をおかけしてごめんなさい。
もう、すっかり良くなりました」


布団の上で正座して頭を下げた。



政宗 「莉乃も直ったことだし、飲み直しだ!!
俺は茶だけどな」





そう言ってプチ宴会が始まった。
もちろん私は、襦袢の上に着物を着て。






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