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【イケメン戦国】永遠の始まり~満ちて果てて~

第30章 御伽の国の姫~別館~【豊臣秀吉】R18





「えっ、い、一緒に入るの!?」


「なんか問題あるか?恋仲なんだぞ、俺たち。 
頭、洗ってやるからな。」


そう言ってニコニコとしている。



状況が状況だけに湯殿の入り口で照れて動けずにいると、


「ほーら、行くぞ」


手を引かれて脱衣所へ連れて行かれた。
もう、こうなったら腹をくくるしかない。



「よし!」

一人気合いを入れると、その声を秀吉さんにも聞かれてしまい・・・



「戦にでも出陣するのか?行くのは風呂だぞ?」

と笑われてしまう・・・



もう・・・私ばっかりドキドキさせられて・・・




「お前のその髪見たときは驚いたな。」


「私のいた時代ではわりと当たり前なんだけどね。」


三つ編みでつくったウェーブを触りながら秀吉さんが不思議そうに眺めている。



「どれすにしても髪にしても。別人みたいでなんだか・・・
本物の天女みたいだった。信玄が移ったな、俺。」



笑いながら言うけれど、その間にもしゅるりと帯を解かれ、襦袢の紐にも手がかかる。



「ちょ、ちょっと秀吉さん!脱ぐくらいは!
そのくらい自分でできます」


「できるのは知ってる、でも俺がしてやりたいんだ。」


「恋仲になってますます世話を焼かれてる気がするよ・・・」


「当たり前だろ、ずっとこうしてお前を甘やかしたかったんだ。
流石に兄貴だと風呂の世話までしてやれないが・・・
いまなら堂々とできるしな。」




「さ、先に入ってるねっ」
脱がされた恥ずかしさで前を手ぬぐいで隠し、小走りで風呂に浸かりにいく。



「こーら、走るな。滑ったら危ないだろ」



ババっと湯を浴びかけ、急いで肩まで浸かっていると・・・



腰に手ぬぐいを巻いただけの秀吉さんが入ってきた。


見ないようにするけれど、その惚れ惚れとする引き締まった身体から目を引き剥がせない。



「どした?」



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