第23章 平静と刺衝 【石田三成】R18
抱き合い、肌を触れさせ合いながら、、、
お互いの快楽の入口に触れ合う。
三成君の指先が中に侵入し、私の手のひらが三成くんの欲を包む。
お互いに触れ合うその手はどこまでも優しいのに、お互いの露をまとい淫らだった。
「莉乃様っっ、また、、、あがらえそうに、ありません…」
三成くんの息が荒くなっている。
上下に動かす手の中で三成くんのそれが一層硬く大きくなり、それに合わせるかのように…
三成くんが出し入れする指の動きも早くなっていた。
「み、三成くんの ゆび……激し…」
「あっっ、、、」
先に果てたのは三成だった。
上下の動きをゆっくりに変え最後の1滴まで放出させてあげると、三成からため息のような快楽の声が漏れ出る。
三成 「莉乃様、も、申し訳ございませんっ…また先に…」
「三成くん、いいの。抑えないで欲しい、って言ったでしょ?」
安心させるように笑顔で応える。
肩を上下させる三成くんをぎゅっと抱きしめると、同じようにぎゅっと返ってくる。
精神的なつながりがもたらす心地よさを感じていた私に、三成くんは優しいキスを落とした。
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___翌日 軍議
今日も滞りなく軍議が終わり、茶を配る莉乃。
昨日のような殺伐とした雰囲気はなく、甘い視線を絡めあう二人に信長の方眉が上がる。
信長 「私情を持ち込むなと言ったろう」
口調はいつも通りだが、口元は優しく緩んでいた。
信長 「秀吉、家康にあれを」
秀吉 「はっ」
秀吉が家康の前に差し出したのは何十通にも及ぶ大量の釣書(つりしょ)だった。
家康 「なんですかそれ。」
秀吉 「良かったな、家康。 縁談だ」
家康 「はっっ??」
光秀と政宗はお互いの目を見る。
その目は「そうきたか」と言っていた。