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【イケメン戦国】永遠の始まり~満ちて果てて~

第20章 猛将の憂鬱 ~前編~





莉乃 「そういえば、この間言ってた彼の話、どうなったの?」


彩乃 「あぁ、彼が褥に誘ってくれないってやつ?? 
最近、倦怠期かなーあたしたち…あたしの体にもう飽きたのかも」


夏希 「男ってほんと、しょーもないよね。」


彩乃 「夏希は最近新しい恋仲ができたって言ってたでしょ。
どうなった?すすんだ??」


夏希 「それがさー、まだ何もなんだよ」


莉乃 「えー、そうなんだ」


夏希 「早く手だしてこいってーの、腰抜けが!」


_______



飲んでいた茶を盛大に吹き出す政宗。

光秀 「俺に茶を吹きかけるのはやめろ、政宗」

政宗 「悪い悪い!女の会話ってえぐいな」


______


彩乃 「莉乃はさ、いつもかっこいい武将に囲まれてるでしょ。
皆さんて普段はどんな感じなの?」


莉乃 「え、、別に普通だよ~」


夏希 「私は家康さまが気になるー! 
普段は冷たいけど、あっちの方は激しそうだよね」



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飲んでいた茶をのどに詰まらせる家康。


三成 「大丈夫ですか、家康様!!」

秀吉 「背中とんとんしてやる。まぁ、悪い印象じゃなくて良かった、ということにしておけ」


家康 「・・・・・・・・」


______


彩乃 「じゃぁ光秀さまは? 家康さまとは違う種類の冷たさだけど、なんか気になっちゃうよねー。」


莉乃 「光秀さんかー…私、嫌われてるんじゃないかって…今日ね、「天ぷらでも食べたのか、口に油付いてる」って言ってきたの…」


二人 「えーーー、何それ! ひどーーい!!」


莉乃 「でしょ? 艶なのにー。」


夏希 「あれだよ、きっと。光秀さんは恋仲の女性、いたことないんだよ。だから女心が分からないんじゃない?」


彩乃 「なるほどねー、絶対そうだよ。
ってことは… 光秀さま、まさかの童貞!?」


夏希 「きゃーーー!!」


莉乃 「そうなのかな…そうなのかも……そんな気がしてきた…」



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政宗 「落ち着け、光秀! 立つな! ぶっっ!童貞だって…

光秀が童貞か!あーおかしい、女の話っておもしれーな。
俺、『じょしかい』が好きになってきたぞ。」


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