第2章 フロイド【R18】
「な…何して……」
「脇腹擽ってて思ったんだけどさぁ、小エビちゃんって柔らかいよねぇ。」
「そりゃ女なので男と比べて筋肉は有りませんから……ってちょっと、ストップ!」
「えー、何。」
臍を通り、徐々に胸へと近付いてくる腕を掴み慌てて止めた。この人は一体何をするつもりだ。好奇心を満たす為に私を使うのは辞めて欲しい。
「それ以上はセクハラです!!」
「セクハラって何?オレそんな言葉知らなーい。」
「わーっ!」
笑顔でぎゅむっと胸を掴まれる。痛いと思う程力は篭ってない。けど、何の躊躇いも迷いも無く乙女の胸を鷲掴むのはどうなんだ。というか私が恥ずかしい。
「うわっ、超柔けぇ〜。タコの姿のアズールもぷにぷにだけど、それより柔らかぁい。」
「リーチせんぱ…ッ、ちょっ………揉まないで…!」
「何で小エビちゃんプルプルしてんの?ここも擽ったい?」
「そうじゃなくて……んぁっ!」
掌全体で感触を楽しむように胸を揉みしだかれる。それだけならまだ耐えられるが、指先が突起を擦った瞬間つい上擦った声が漏れてしまった。羞恥心から顔に熱が集中してくる。両手で口を塞ぎ、彼の顔を恐る恐る見上げると数秒キョトンとしたが直ぐにニンマリと意地の悪い笑顔を浮かべた。
「ねぇ、なぁに今の声。もっかい出して。」
「ッ……、離して下さ……!」
「やだ。」
「ぁ……っ、ん…!」
「あ、なんか固くなってきた。なんで?」
片腕はガッツリと腹に腕を回され逃げられない様にホールドされる。隻手は相変わらず器用に指を動かし緩やかに胸を揉み、人差し指が執拗に突起を擦り次第に芯を持ち始めた。それがとても恥ずかしくて、目に涙が浮かぶ。
「も……やめて下さい…!」
「小エビちゃん泣いてんの?可愛い〜。」
「こういうのは好きな人とやって下さい!!」
「こういうのって?」
「その…ッ!だから…イチャイチャするというか…直接肌に触るというか…。」
「…つまり交尾ってことぉ?人間の交尾って、あちこち身体触んねーといけねぇの?」
「交尾って……いや、まぁ確かに交尾なんでしょうけど…兎に角、恋人同士でする事なんです!」
「大丈夫、オレ小エビちゃんの事だぁい好きだから。」
「は…?え……んっ、!?」