• テキストサイズ

Good old fashioned lover boy

第9章 輝ける者の秘密


とある日の夜、ジョルノはフーゴが運転する車で本部を後にした。
リゾットからあの手紙が持ち込まれた話は翌日になってあっという間に他の仲間ヘと広がった。
しかし「これは罠じゃないか」と警戒する声があったが、メローネが組織内に筆跡鑑定を依頼したところ「彼女」が自ら書いたものだとほぼ断定された。
だが罠だったとしても彼らはスタンド使い…。
「彼女」以外の何者かが現れたらこちらから対処するという結論に至り、接触を試みることになった。
「若造、白馬に乗った王子様になったつもりか?」
会議の終わり際にプロシュートがジョルノにこう言い放ったが彼はほとんど気にはならなかった。
パッショーネの使命は他の悪の脅威から街を守ることだ。
ロッセリーニのような街や組織を己の利益の為だけに壊されることなど言語道断。
ましてやそれの為に「彼女」を含めて罪もない人達が犠牲になるのは決してあってはならないことだ。
車は「彼女」がショーの為にいるというバールの裏口近くに停車した。
客を装って来てるメローネからは彼女がステージを後にしたという連絡が入った。
「彼女と接触します。」
ドライバーであるフーゴにそう告げるとジョルノは後部座席から降りた。
/ 164ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp