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Good old fashioned lover boy

第8章 愛にすべてを


リゾットが部屋を出てから少したった後にジョルノは例の3枚目の手紙を開いた。
「親愛なるジョルノ・ジョバァーナへ
貴方にこの手紙を書いたとき、私は人生最期の時を迎える日が近いのかもしれません。
私は職業柄多くの人を前にしてショーに立ってきました。
でも、それは皆あの男に私のスタンド能力を利用されてのものでどれも苦しく辛いものでした。
この力のせいで誰かが傷つき私だけが生きてるという現状がとても耐えきれませんでした。
しかし、貴方と初めて会ったあの日から私の気持ちは少しずつ変わってきました。
貴方をひと目見たとき、私はすぐに心を奪われてしまいました。
美しく聡明で容姿と酸いも甘いも知りながらもまっすぐに見つめるエメラルドグリーンの瞳を見たとき、アフロディーテが男性に生まれ変わり地上へ舞い降りたのだと思ったほどです。
でも、私の力でそんな貴方に傷をつけたくはないと必死でしたがそれも二人が偶然にも出会ったあの日に全て消えてしまいました。
出会った人々は私のことを「魔女の生まれ変わり」だと恐れ罵倒してくることがありました。
でも貴方はそんな私をそのエメラルドグリーンの瞳でじっと見つめ話してくれたあの時間は私に多くの幸福感をもたらしてくれました。
睡眠薬のことは私を巻き添えにしたくないが故の行動でしょう。
貴方にも貴方なりのやり方があると私は思っています。
どうか私の気持ちを分かってはくれませんでしょうか?
追伸.
この手紙を出した3日後、私はショーに出ます。
その時に命をかけて全てをお話しします。
ヴィオーラ・カルディナーレ」
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