Good old fashioned lover boy
第7章 地獄への道連れ
ブチャラティはソルベ、ジェラートと共に本部の地下にある倉庫に来ていた。
そこには、かつての組織が使用していた重要な記録などが保管されている場所だった。
…とは言いつつも実際は、ジョルノが新しいボスの座についた時にほとんど処分したので残されてるものは数少ない。
しかし、ソルベとジェラートが入手した情報によって状況が一変した。
それは、かつてロッセリーニとこの組織が何らかの関係があるという情報を二人が奴の側近を捕まえ吐かせたのだ。
そこで奴の過去を調べてみるとある事が分かった。
今から10年前に奴はバイク事故に遭い、右目の視力をほとんど失うという大ケガを負っていたのだ。
しかし、それはただの事故ではなかった。
メローネも入れて調べたところによると、彼の身体にはボーガンか何かで射抜かれたような傷があり、その直後にバイクごと倒れたという事になったという。
(これは二人が彼を執刀した元医師から多額の金を巻き上げて聞き出したもの。)
まもなく警察による捜査が入ったが、彼の身体を貫通させた凶器は見つかることが無かった。
しかし、あるものなら見つかることはないという見解がジョルノを含め彼らにあった。
それは「スタンドの弓矢」だ…。