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Good old fashioned lover boy

第7章 地獄への道連れ


プロシュートが放った衝撃的な発言に日記帳を見ていた他の人間が一気にジョルノの方へ顔を向けた。
ブチャラティともそうだが、彼とジョルノも新体制へ変わる過程で衝突した事が過去に何度も衝突した事があった。
片腕と片足がなくなってしまうほどの大きなダメージを負ったのにも関わらず、ジョルノのスタンドで新たに作り出す事を最後まで拒み続けた。
誇り高いプロシュートにとっては敵対していた人間に助けられるという事は死ぬよりも辛く、屈辱的な事だと感じていたからだ。
しかし、弟分のペッシと彼がいた暗殺チームのリーダーであったリゾットに説得されようやく現在に至るまでになった。
だが、心が強風で揺れてる船のように不安定になりつつあるジョルノにとってこの発言はかなりの痛手だ。
ましてや数々の女と浮名を流し、さらに「彼女」を自身のお気に入りだと言ってる彼にジョルノは心の内を読まれたくはなかった。
「これは任務ですよプロシュート。
そこに個人的な感情は入れられません。
…それとも、お気に入りが取られるのがそんなに嫌ですか?」
皮肉を含めて言い返したがプロシュートは何も返さずニヒルな笑みを浮かべただけだった。
「おい、2人共そこでやめにしたらどうだ。」
アバッキオの静止が入ったところでメローネがイヤホンを外した。
「ほら、証拠になる音声がここにあるけど聞くかい?」
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