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Good old fashioned lover boy

第7章 地獄への道連れ


「それが例のブツか?」
日記帳を見るなりホルマジオが口を開いた。
「そうです。」
そう言ってジョルノがページを開くと、イヤホンをつけて端末をずっと見てるメローネ以外の全員がそれの近くに寄り中身を見た。
「すげえな。相手の似顔絵が写真と負けず劣らずのクオリティだ。」
「兄貴、前に俺達を襲ってきた奴らの情報も書いてあるぜ。」
「しかし、隣のページに書いてあるメモは何を何を意味してるんだ?」
リゾットがその部分を指差しながらジョルノに聞いた。
「それは彼女の瞳に映し出された映像を分かりやすく文章で書き起こしたものだそうです。
そして、その情報を頼りに奴とその部下が徹底的に調べあげてターゲットに接触するということですよ。」
「おいおい、あの姉ちゃんの職業ってマジシャンじゃなくて本当は探偵がスパイの類なんじゃねえのか。」
ホルマジオが冗談交じりに言うとジョルノは思わず彼を冷たく睨みつけたが、隣にいたフーゴが脇を肘で小突いてすぐに戻った。
「フン、かわいい顔してボスもやる事はやるんだな。」
プロシュートがそう言って煙草に火をつけたがジョルノはその言葉を聞き逃さなかった。
「どういう意味です。」
会議室の空気が一気に緊張感のあるものに変わった。
「そっくりそのままの意味だ。
女に興味ねえような風にしてるが実際のところは自身の元へ引き込ませたからな。
…若造、このスタンド使いに惚れてるのか?」


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