• テキストサイズ

Good old fashioned lover boy

第6章 恋のゲーム


それはジョルノが推測した通り、中身は彼女が今まで見たであろう人物の情報や似顔絵などが書かれていた。
しかし、情報と言ってもジョルノが普段から部下や仲間に貰うような書類のように詳しく記載されてる訳ではなく、まるで電話対応を受けた秘書のメモ書きのようにいくつかのキーワードが書かれているものだった。
「これが今まで貴女のその瞳に映ったものなんですか?」
彼女はゆっくり頷いた後にこう続けた。
「私には、ここに書いた言葉に連想される出来事がフラッシュバックのように見えるんです。
場所とかその人物以外にいる第三者とか、その特徴をメモ書きにしたり絵に描いたりするんです。
時には、その人物にとって見られたくない過去が映ったりもします。」
「と、言いますと?」
「不倫してたとか、それこそ何か犯罪を犯したとかです。
今は立派な人間になったとはいえ、過去は変えることは出来ませんから。」
「それにつけ込んで奴は金を巻き上げる…これで合ってますか?」
彼女は一瞬だけ目を見開いたが、すぐに戻り俯くような形になった。
どうやら間違ってはいないようだ。
/ 164ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp