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Good old fashioned lover boy

第5章 誘惑の炎


中に入るとパーティーは既に始まっており、大勢の招待客で賑わっていた。
資産家やメディアでお目にかかるセレブが多くいたが、その中にはジョルノ達も顔見知りのギャング組織の人間も混ざっていた。
そして彼らの愛人や妻と思しき女性達も負けず劣らずきらびやかに着飾っていた。
挨拶もほどほどにジョルノは周りを見渡した。
このパーティーの主催者である「あの男」はまだ現れていない…。
そして彼女もいない…。
しかし賑やかなパーティーではあるが、黒服のボディーガード達が出入り口付近や会場内をうろついており物々しい雰囲気も醸し出していた。
「これじゃ、パーティーというよりは刑務所に近いかもしれないな。」
アバッキオが腕を組みながら言った。
「これだけのVIPと呼ばれてもおかしくない人間が大勢いるんだ。
警備もこれだけ必要だろう。
しかし、奴の目的が未だによく分からないな。」
リゾットがそう話した時、どこからか歓声が上がってきた。
4人が歓声がした方を見ると、パーティーの主催者である「あの男」が現れたのだ。
そして、ショーとはあまり変わらない黒いスーツを着た「彼女」が奴の後ろにいた…。
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