• テキストサイズ

Good old fashioned lover boy

第5章 誘惑の炎


ネアポリスの中心地から車で数十分行ったところにその豪邸はあった。
風格漂う屋敷は見る者を圧倒させなおかつ虜にしてしまうような感覚に陥るようにも思えてしまう。
その近くには多くの高級車がズラリと並んでいる。
パーティーに招待された人達の所有物だろう。
「こりゃ凄いな。ここにある車だけで博物館でも出来そうだ。」
その光景を見るなりブチャラティが口を開いた。
「何台かは見覚えがあるな。」
アバッキオが彼に続いて言った。
この言葉の通り、屋敷の中には彼らが見知っている「その世界」の人間がいるのだろう。
そういった人間との繋がりを持つ男とはどんな人物なのか…。
こちら側が書類で調べたデータでは限りがある…。
なら、招待状を貰った以上確かめなければいけない…。
奴のことも、彼女のことも…。
「ここで立ち話してる時間はないぞ。
さあ、中に入るぞ。」
リゾットの一言で他の三人は屋敷の中へ入った。
/ 164ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp