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Good old fashioned lover boy

第15章 Extra edition2


黒いトレンチコートを身にまとう「彼」の姿はイタリアンヴォーグの表紙を飾るどんなメンズモデルよりも様になっていた。
まさかそんな「彼」が私の恋人だなんて聞いたらきっと街中の女性達を敵に回してしまうかもしれない。
そのくらい私にとって「彼」は輝いて見えるのだ。
「ジョルノ、お仕事の方はもう良いの?」
「ええ、貴女にどうしても会いたくて大急ぎで片付けてたんです。ギャングだってクリスマスくらいは浮かれていたいものですから。」
そう言って慣れた手つきで私の腰に手を回すとそのまま車の方ヘと誘導した。
「こんなところで立ち話してたら風邪を引いてしまう。さぁ行きましょう。」
「彼」に言われるがままに私は車の助手席ヘと乗り込んだ。

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