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Good old fashioned lover boy

第3章 華麗なる瞳


「なんなんだアイツら。
彼女のボディーガードか?」
フーゴは先ほどよりも低い声で呟いた。
「あの姉ちゃんは俺達の知らない所では大物なんじゃねえのか“俺達の知らない所”でな」
ミスタが強調するのも無理はない。
この街一体は彼らがいるパッショーネの息がかかっている…。
もしも妙な行動をとれば組織が見逃す訳がない。
しかしスタンドの気配を感じたが彼女の正体がいまいち掴みきれていない。
これは何か調べる必要があるとジョルノは考えていた。
「まさかだがシチリアンマフィアの差し金じゃねえだろうな」
アバッキオが独り言のように呟いた。
(ミ)「なぜそんな連中がわざわざここに来るんだよ」
「いや、話し方がどうもこの辺り特有のものじゃなさそうだったからな。
俺達の組織にもいるだろう。」
「リゾットのことか?」
ナランチャがそう聞くと彼は小さく頷いた。
「だとしたらこんなまどろっこしい事はしないで俺達の所へツラを見せるはずだが。」
ブチャラティもよく分からないといった感じだった。
今の状態では答えが出てくる様子はなかった。
しかし、彼らはこの後やってくる不穏な気配をまだ気づいてはいなかったのだった…。
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