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Good old fashioned lover boy

第11章 懐かしのラヴァーボーイ


※ヒロインside
どうして「彼」がここに…。
しかし、一つだけ分かるとするなら私の知ってる穏やかな「彼」ではなく、怒りに満ちた表情でロランを殺そうとしていることだけは分かった。
「よくここにいると分かったな、ボス。」
「あなたの行動くらい簡単に調べられますよロラン。
偽名を使ってアパートを借りてこの街に潜伏していたこと…今いる組織の為に彼女を売ることもね。」
「よくこの期間で調べあげたな。
だが、俺をこうしたところで彼女を連れてくことに変わりはない。
もうすぐ仲間の船がやってくる。
そこに彼女を乗せて連れさればお前達は手出しが出来ない。」
「そうでしょうか?もしその仲間が先にやられたらとか、はたまたその組織自体が壊滅されたとか考えないのですか?」
「何だと…!!」
「彼」はロランを巻きつけていた蔦をほどくとこう言い放った。
「命が惜しいなら二度とこの街に近づかないほうが賢明ですよ…そして、彼女にも近づかないほうがいい。」
「若造のクセにナメやがって…!!」
ロランが拳銃を取り出そうとしたその時、金色に輝く「彼」のスタンドが現れロランのみぞおち近くに拳を一発打ちこんだ。
「ぐはっ…!!」
拳銃を持ったままロランが倒れると「彼」がゆっくりと近づいた。
「アンタの抵抗や変装は全て無駄だ。次は無いぞ。」
そう告げられたロラン立ち上がると私達を睨みつけてその場を立ち去ったのだった…。
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