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Good old fashioned lover boy

第11章 懐かしのラヴァーボーイ


数日前、ジョルノはとある組織のボスとの取り引きの為に向こうが根城にしているアジトヘ乗り込んだ。
その組織というのが、あの事件後にロランが転がりこんだ例の組織なのだ。
ロランから「彼女」のことを聞いたのかこのパッショーネに以前から近づいていたのだ。
今や強大な組織へと変わったパッショーネの後ろ盾を求める組織はいくらでもいる…。
しかし「彼女」のこととなれば話は別だ。
この組織もロッセリーニのように目先の利益の為ならどんな汚い手でも使う連中であることに変わりはない。
ジョルノは老人になっても権力と多くの愛人を持つボスにこう言い放った。
「彼女には近づくな。近づこうものなら組織ごと抹殺する」と…。
これに相手のボスは逆上したが、しかし相手はスタンド使いが多くいる組織だ。
あっという間にねじ伏せられボスはパッショーネとの関係を一切持たない、そして「彼女」のことから身を引くこととなった。
しかしロランは組織がこうなってしまったのはまだ知らない。
そこでジョルノはメローネに、ボスになりすましてメールをやり取りするように指示をして「彼女」を狙うであろうその日まで聞き出したのだった。
クリスマス・イブの日、ロランを追い静けさが漂う街へ車で走ると女性の叫び声が聞こえた。
車から急いで降りるとそこにいたのはロランに襲われてる「彼女」がいたのだ。
ジョルノは迷うことなく自身のスタンドを発動させた。
もう二度と「彼女」を失いたくないたくなかったから…。
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