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Good old fashioned lover boy

第10章 自由への旅立ち


会場の中は大物政治家やセレブ、それに裏社会では名の知れてる者がワイン片手に談笑したり、豪華な食事に舌鼓をうっていた。
傍から見ればどこかの金持ちが主催したパーティーのようだが、ジョルノ達と同じ業者達がいる時点で大体の察しはつく。
このような場所では多くの欲が渦巻き、そしてそれに飲みこまれる人間模様を彼らはこれまで何度も見てきた。
ギャングであるにも関わらずジョルノは、よだれを垂らし「待て」が出来ない犬のように欲にまみれた人間は男女関係なく忌み嫌っていた。
もちろん人間には「3大欲求」と呼ばれるものがあるが、ここまで何かに突出して目をギラつかせ人間が人間でなくなる瞬間にジョルノはちょっとした恐怖さえ覚えていたのだ。
会場内を見回すと規模はそこまで大きくはないものの、誰かが上がってもおかしくはないステージが設置されていた。
そこに「彼女」が現れるのだろうか…。
すると、ステージの袖から以前にアバッキオとイルーゾォが接触した奴の執事がマイクを片手に現れた。
「皆さん、この度はレオナルド・ロッセリーニ様主催のパーティーにご参加いただきありがとうございます。
パーティーをお楽しみ中の皆さんにはこれから一つ余興をお見せしたいと思います。
それでは登場していただきましょう。
花と宝石の魔術師、ミス・ヴィヴィのご登場です!」

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