第5章 ①明治トリップ女子、最強の狙撃手に溺愛される
「えっ」
真っ赤になって尾形を見る。
しょしょ証明って、どんな?!
もしかしてキ…???
「俺だけを見ていろ」
囲炉裏の火より熱い視線。
そんな無茶な、ご無体な…
尾形ってこんなに拘束強かったの?
和栗は小さく笑って、彼の胸元に顔を寄せた。
「はい。尾形さんだけです」
杉本はやれやれと笑い、外に出る。
戸が閉まる。
尾形は小さく息を吐いた。
「……二度とあんな顔を他の男に見せるな」
「命令ですか?」
「違う。――俺の我儘だ」
その言葉が、何より甘かった。
「でも尾形さんしか見てなかったら石に躓くのでやです。」
「やかましい」