第64章 夢の中で
『っ…んっ…ふ…』
指でナカを掻き混ぜるたびに、鼻から抜けるような甘ったるい声が漏れるが、目が覚めている訳ではないようだ。
(目覚めぬか…ならば、このまま、夢現のままで俺に抱かれるがいい)
ーくちゅっ ぐちゅっ ちゅぷんっ
朱里の秘部から漏れる水音は、次第に粘着質な音へと変わっていき、俺の指もぐっしょりと濡れてしまっていた。
無意識のままでも、身体は感じているのだろうか、ナカの柔らかい襞が指に吸い付いてくるような感じが次第に強くなる。
くぽっ、と卑猥な音を立てて指を引き抜くと、トロリとした蜜液が指に纏わりつく。
それを舌で軽く舐め取ってから、足を大きく開かせて、その中心に顔を埋める。
蜜に塗れてぐちゅぐちゅになったソコは、ぷっくりと熟れている。
男を誘うような芳しい女の匂いに、堪らなくなり、すぅっとひと息に吸い込んでから、割れ目をくぱっと広げて小さな穴へと舌を挿し込んだ。
ナカの襞を擽るように、舌を伸ばしてレロレロと舐めてやると、穴の入り口がヒクヒクと卑猥に蠢く。
(ふっ…こんなに小さな可愛らしい穴が俺のモノを難なく受け入れるのだから、今更ながら女の身体は何とも不可思議な…)
舌を動かすたびに奥から溢れる蜜液を、ジュルジュルと音を立てて舐め取りながら、足の間から朱里の表情を窺うと、目を閉じて眠ってはいるようだが、心なしか先程よりも吐く息が荒くなっている。
『んっ…はぁ…っ』
「くっ……」
甘く蕩けるような吐息を吐く愛らしい姿に、ひどく興奮を掻き立てられる。
夜着の裾を割り、窮屈そうに下帯を持ち上げている一物を性急に取り出すと、竿の部分に手を添えて濡れそぼつ蜜口に擦りつける。
「っ…ふっ…うっ…」
ぬるっ、と亀頭の先が少し埋まっただけで、腰が震えるぐらいに気持ちが良い。
ーくちゅ ちゅぷちゅぶっ じゅぷんっ!
大きく開けたままだった両足を、足首をもって高くあげさせると同時に、奥までグイッと一気に腰を押しつけた。
「!?!?ひっ…あっっ!やっ!?信長さまっ??んんっ!?んんんっー!」
驚きに目を見張る朱里の口を己の唇で塞ぎ、性急に腰を打ち付ける。
パンパンっと肌を打つ音が寝所の中に響き渡り、二人が繋がった部分からは抽挿のたびにトロトロと蜜が垂れ落ちる。