第62章 嘘つきには甘い罰
「…朱里、愛してる。貴様の全てを俺に感じさせろ」
ーグヂュンッ!ズブッズブッズブッ!
(ん"ん"んっーっ!っ…深、いっ…やっ…)
ナカを犯すひどい圧迫感に固く唇を引き結んで堪えていると、呼吸をするのを忘れて息苦しくなり、一瞬、意識が飛びそうになった。
そんな私の唇に、信長様の柔らかな唇が重なって、舌先でなぞり、ゆっくりと唇を開かせると……口移しで呼吸を整えてくれた。
「ふっ…阿呆が…声を抑えろ、とは言ったが、息を止める奴があるか」
「ううっ…だって……」
(唇、噛んでないと、気持ちよくて声出ちゃう……)
いつも以上に大きく膨らんだ信長様のモノが、ぎっちりと埋め込まれているせいで息を吐くのも苦しい。
そのうえに、根元までずっぽり沈められたモノを、膣壁が早くもキュウキュウと締めつけ始めていて……快感の波が断続的に襲ってきていたのだった。
「っ…くっ…朱里、息を吐けっ…そんなに締めつけられると…ぐっ…」
「あっ…んっ…やぁ…ムリ…息、できな…いの…」
「ゔっ、くっ…阿呆…っ…締めるなと言うたのに…くっ…はぁ」
「ひっ…あ"あ"あぁっん!」
(あぁっ…だめ、声、出ちゃっ…た…)
ービュルッ ビュルビュルッ ビクンッ!
一際大きな快感の波が来て、身体の奥がキュウっと疼いた瞬間、ナカが限界まで圧迫されて…じんわりと熱いものが奥へと広がっていくのを感じた。
「くっ…はぁ…はぁ…」
「んっ…はぁ…信長さま…」
身体の奥へ愛しい人の欲を受け入れて、身も心も満たされた私は、ようやくゆったりと息を吐くことができ、身体の力を抜いた。
「………待て、まだ終わりではないぞ」
「っ…えっ?…あっ…やっ…」
達した後も抜かれぬままだった信長様のモノは、いつの間にか硬さを取り戻して、膣壁をぐいぐいっと押し広げようとしている。
「俺の言うことを聞けなかった罰だ…今宵は寝かせぬぞ?」
「やっ、あぁ…」
今宵、貴方が私に与えるのは、心も身体も蕩ける甘い罰
貴方の嘘は本当は、皆を、私を、守る、優しい嘘だった
だから……私も、嘘つきな貴方に罰を与えましょう
甘くて蕩ける優しい罰を………