第62章 嘘つきには甘い罰
「言わないか。良いだろう、ならば貴様の弱点も、一か所ずつ探ってやろう」
「ええっ…‥………」
「ここか?…………ここはどうだ」
「んっ……っあっん…………」
「当たりだな」
ニヤッと口の端を上げて嬉しそうに笑う信長様が、憎らしい。
(ずるい………信長様はもう、私の弱いところなんて全部知り尽くしてらっしゃるのに……)
「貴様の身体は、どこもかしこも弱点だらけだな」
「信長様に触れられると、何もかも平気じゃいられませんから…」
恥じらいながら私がそう打ち明けると、信長様は満足そうに目を細めた。
「貴様はまた愛らしいことを言う」
逞しい腕の中に閉じ込められて胸がトクンと音を立てる。
「気が変わった。仕置きは終わりだ。今宵は貴様を存分に甘やかしてやる」
口づけが落とされ、柔らかな唇と、強引に絡まる舌とが私の理性を奪っていく。
(結華が隣で寝てるのに…どうしよう、もう……抑えられないっ)
赤子の時とは違い、結華ももう五歳
行為の最中にもし目を覚まされでもしたら……言い訳できない。
「やっ…んんっ、信長様っ…待って…結華が起きたらっ…んっ…だめっ…あぁっ…」
内腿の辺りをやわやわと撫で回していた手が、割れ目の上を掠めていき、思わず腰が揺れる。
「よく眠っている、起きはせん……声を、抑えよ」
(んっ…そんな…むり…もうこんなに、気持ちいいのにっ…声、出ちゃう……)
涙が滲み始めた目で訴えるように見つめる私を無視して、信長様はいきなり指を秘裂に埋め、弱いところを指の腹でぐぅっと圧迫する。
ーずぷっっ ずっぷんっ! ぐぐぐぅっ
(ああぁっ!やだぁ…そこ、だめなのにぃ…)
「ぁぁ…ぁぁっ……」
声を抑えろ、と言われて唇を噛んで堪えるが、あまりの気持ちのよさに、微かに小さな喘ぎが口から漏れてしまう。
ドキドキして隣に眠る結華を見ると、変わらずに穏やかな寝息を立てていて……ホッと小さな溜め息を吐く。
(だめ、こんなの…最後まで堪えられる自信、ない……).
「っ…信長さまっ…いや…」
「いや、ではない…堪えろ」
ージュボッ ジュプッ! グチュッグチュッ
(あぁ…ひどい音…はしたない…)
信長様の指が、秘部を掻き混ぜるたびに、中からひどい水音が響き渡り、蜜が溢れて褥に染みを作っている。
(あぁ…濡れちゃう…どうしよう…)