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永遠の恋〜信長の寵妃【イケメン戦国】

第57章 光秀の閨房指南


信長様の大きな手が私の頬を包み込み、唇にそっと触れるだけの口づけが落とされる。
優しく頬を撫でる手は、耳朶に触れ、首筋に触れ、その下の鎖骨を掠めて、ゆっくりと身体の線をなぞるかのように下りていき、最後に腰に回されて、強く引き寄せられる。

座ったままの格好で信長様の胸元に引き込まれて、しな垂れかかるように、その引き締まった逞しい胸に顔を埋めた。


「っ…朱里、貴様が欲しいっ…」

私の頭の上に唇で触れながら、身体の奥から絞り出すような切ない声音で信長様が囁く。
その声と私を求める言葉を聞いて、信長様の手が触れている腰の辺りが熱く疼く。

(私も……貴方が欲しいっ…)


「……信長様…今宵は私が……貴方を乱れさせたいの…」

「………朱里?」

僅かに戸惑っている様子の信長様の胸元を押して、褥の上へと倒すと、その身体に馬乗りに跨がる。

「…っ…くっ…」

驚いたように下から私を見つめる信長様の視線に、羞恥心を煽られながら、信長様の夜着の腰紐を解き、そっと前を開く。

逞しく鍛え上げられた筋肉質な裸体に目を奪われながらも、下帯の結び目も解いてゆく。

いつも猛々しい信長様のモノはまだ勃ち上がってはおらず、足の間に添ったままだ。

恥ずかしさに顔を朱に染めつつも、信長様の目を見ながら、ゆっくりと自身の夜着の腰紐にも手を掛ける。

シュッと一気に引き抜くと、夜着の前がはらりと開き、袷が乱れて肌が少し露わになる。

ほぅっと僅かに吐息を漏らした信長様が、下から袷の間に手を伸ばそうとされる、その手をすかさず捕らえる。

「……??朱里?」

「ダメです……今宵は…じっとしてて…」

内心では緊張と恥ずかしさで震えながらも、捕らえた信長様の両手を頭上で一纏めにして、腰紐で少しきつめに縛る。

「っ…朱里、貴様、何を……」

戸惑いながらも大きく抵抗はされない様子の信長様に秘かに安堵しつつ、その頬を両手で包み込んで口づける。

ーちゅっ ちゅっ ちゅくっ 

形の良い上唇を啄みながら、尖らせた舌でなぞるように下唇を舐めていると、信長様も舌を出して絡めてくれる。
互いの舌を絡めて、時折吸い上げるような深い口づけに、頭の中がふわふわと心地好く柔らいできて、夢中で唇を重ねる。

「んっ…ふっ…う…あっんっ…」

口づけの合間に、はしたない喘ぎが漏れるのを我慢できない。

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