第50章 花惑い
イったばかりで朦朧とする意識のまま、ぼんやりと信長様の方を見る。
口元についた蜜を指で拭い、その指をちゅっと音を立てて舐めながら、口角を上げて微笑む姿が堪らなく色っぽくて…胸がドキドキと高鳴る。
(あぁ…もう…大好き…)
「……信長さま…」
「朱里…愛してる…何度でも貴様が欲しくなる…俺の全てを受け止めよっ!…っ…くっ!」
ーぐちゅっ ずずっ、ずぶっ ぐっちゅんっ!
「っ…あ"ぁ!ひっ…ゃあ"あ"〜!」
圧倒的な質量のモノが秘裂を割って挿入ってくると、膣壁をみちみちと押し広げるようにして奥へとグッと押しつけられる。
そのままグリグリと腰を回しながら擦りつけられると、ナカも外も圧迫されて快感が止まらない。
パンパンッと肌がぶつかる乾いた音とグチュグチュと蜜が泡立つ音とが混じり合って、頭の奥に直接響く。
「あ"あ"ぁ〜もぅ…ぃゃあ…」
「っ…くっ…力を抜けっ…締め過ぎだ…」
「あっ…やぁん…むりぃ…動かないでぇ…」
舌での愛撫でイったばかりの身体は、全身が敏感になっていて、信長様の硬くて太いモノが蜜道を行ったり来たりするたびに、ナカの襞がモノに吸いついてその形までくっきりと浮かび上がらせる。
そのせいで、私はひどく感じてしまい、淫らな喘ぎが止められなくなっていた。
「んっ…あっ…きもちいいっ…奥に…あっ…当たって…んんっ!」
「くっ…うっ、ああ"ぁ…」
顔を顰めて何かに堪えるように固く唇を引き結ぶ信長様の艶めかしい姿に、愛おしさが込み上げてきて……口づけを強請るように両手を伸ばして首元に縋りついた。
ーちゅっ くちゅ くちゅ ちゅるんっ
口づけは、最初は軽く触れ合うだけだったのが、徐々に舌を絡めてねっとりと口内を舐めまわされる。
歯列の裏までザラリと舐められて力が抜けそうになった。
腰が砕ける程の激しい抽挿とねっとりと焦らすような口づけに、もう何も考えられなくなって、与えられる快楽を全てこの身に感じようと信長様に縋りつく。
「ん"ん"っ…ゃ…もぅ…い"…いっちゃ…う…」
「っくっ…イけ…俺も、もう…くっ…ゔっ…あ"ぁ!」
ーぐっぢゆゅゅ! びゅくっ! びゅるびゅるっ!
一際強く奥を突き上げられると同時に信長様のモノがビクッと大きく跳ねて、熱い飛沫がナカいっぱいに広がっていった。