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永遠の恋〜信長の寵妃【イケメン戦国】

第47章 祭りの夜


隣に座って一緒に花火を見上げているはずの信長様

視線を感じて隣を見ると、穏やかに微笑みながら私を見つめる信長様と目が合ってしまって…

「あ、あの…花火、見ないんですか?」

「ん…俺は、花火に見惚れる貴様の蕩けた顔が見たい」

(っ…そんなこと言われると、見づらいんだけど…)

恥ずかしくて一気に熱くなった頬を押さえて下を向いていると、また大きな音とともに、今度は鮮やかな青色の花火が連続して次々に上がった。

「わっ…凄いっ…わぁっ!」

「くくっ…貴様は本当に…愛らしいな」

信長様に見つめられているのは落ち着かなかったけど、真近で見る花火は本当に綺麗で素晴らしくて、見惚れてしまう。


「……朱里」

「えっ…あっ…んんっ…」

突然伸びてきた手が、私の顎をクイっと掬い上げたかと思うと……ちゅっと唇を重ねられる。
上唇をぺろっと舐められた後、すぐに唇は離されたけれど…

「…やはり、貴様が花火ばかり見ているのは、つまらん」

「ん…もぅ…信長さまったら…」

拗ねた子供のように不満げな顔をする信長様が愛しくて……その唇に私は今度は自分から口づけをした。


********

花火を最後まで楽しんだ私達が城へと戻る頃には、もう夜もすっかり更けていた。

お互いに湯浴みを済ませた後、秀吉さんが用意してくれた客間で一息つく。

部屋に入って早々に目についてしまった…二組の褥
それが隙間なくぴったりと並べて敷かれているのが、何だか逆にいやらしくて…湯浴みで火照った身体が更に熱くなる。

(秀吉さんってば…らしくないことを…)

「…ほぅ、秀吉にしては気が利くことを…」

「ええっ?あっ…やっ…待って、信長さま…」

後ろからぎゅっと抱き締められたかと思うと、すぐに首筋に甘い痛みが走る。

「んっ…あ…ん…いたっ…」

強めに歯を立てられて、思わず声を上げてしまい、慌てて口元を押さえると、信長様はすぐに私の手を捉えて、指先に唇を這わしてくる。

ちゅっ ちゅうっ ぴちゃっ

「あっあぁ…ふっ…うぅ…」

「声を抑えることは許さん…もっと聞かせろ…貴様の甘く啼く声が聞きたい」

耳元で甘く囁かれ、今度は耳朶を食まれる。

尖った舌が耳の中へと挿し込まれ、溝をなぞるように滑っていく。

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