第38章 愛しき日々
褥に顔を伏せたまま、腰だけ高く持ち上げられた私は、お尻を突き出すような恥ずかしい格好になってしまっている。
橋の修復の話を続けながらも、信長様の腰の動きは容赦なく私を責め立てる。時折、腰をグリグリと押しつけるようにして奥を突かれて、何度も声を上げそうになる。
(うっ…はぁん…あぁ…奥、気持ちいい…)
グチュッ ズチュッ グチュグチュッ プチュン!
「っ…くぅ…はぁ、はぁ…」
信長様も気持ちいいのだろうか…先程から息が荒く乱れてきているみたいだ。
「それでは早速、工事の手配を致します。
………あの、御館様…まだ傷が痛みまするか?…先程から、何となく、お声がお苦しそうなご様子ですが…??」
秀吉さんが心底心配そうな声で、遠慮がちに聞いてくる。
「…いや、大事ない。心配は要らん。
優しい奥方様が、毎夜痛みを忘れるほどに俺を癒してくれているからな………ほれ、この様に、な」
グッチュンッッ!!!
言い終わらない内に最奥まで一物を突き入れられて、あまりの圧迫感と強い刺激に思わず息を吐き出してしまった。
「っ…はあああぁん……」
バサバサバサーッ、と襖の向こうで紙が勢いよく落ちる音がして、さっと血の気が引く。
(つっ…しまった…やっちゃった!)
慌てて手で口許を抑えるけれど、遅かった。
「あっ…あっ、失礼致しましたっ!とんだご無礼を…おっ、お許し下さい……あのっ、また後程お迎えに参りますっ………」
ひと息に言って、慌てた様子でバタバタと去っていく足音が聞こえる。残ったのは静寂と重苦しい沈黙。
「っくくくっ…彼奴の驚いた顔が目に浮かぶわ…くくっ」
我慢できないといった風に沈黙を破って口を開いた信長様は、笑いが止まらないらしい。
「うっ…笑い事じゃありませんっ!もうっ!信長様のせいですよ!」
「何を言うか……貴様こそ秀吉にあんな淫らな啼き声を聞かせおって……仕置きだぞ」
「ええっ?…あっ…やぁ、だめぇ…」
信長様は私の身体をあっという間に仰向けに戻すと、片足を肩に掛けさせて再び激しい抽挿を繰り出してくる。
パンッパンッッ! グチュッグチュッ!
「ああぁっ…やっ、深いっ…いい…」